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[90793-25111、X54-22]ヤマハ YAMAHA PZ26LS、PZ24LS、PZ26CF、PZ27CS、PC26 他 バッテリーセル交換(カスタム保護回路交換付) 関連情報

「90793-25111(X54-22)」は、2000年代後半から2010年頃にかけて主流だった4.0Ah(アンペア)のリチウムイオンバッテリーです。

現在は生産終了や互換モデルへの移行が進んでいるため、長く乗り続けるための重要情報をガイド形式でまとめました。


1. バッテリーの基本仕様と互換性

この「X54」シリーズは、ヤマハPASの歴史の中でも非常に普及したモデルです。

  • 純正型番: 90793-25111 (X54-22)
  • スペック: 25.2V / 4.0Ah
  • 互換性について: ヤマハの「X54」「X56」「X81」「X83」などのシリーズとは互換性があります。現在、新品で入手を検討される場合は、容量の大きい**8.1Ah(X81)8.9Ah(X83)**のバッテリーも、形状が同じであれば装着・使用が可能です。

2. 主な対応車種(PZ26LS / PZ24LS 他)

お使いの型番に関連する主な車種は以下の通りです。これらは「リチウムS」や「リチウムM」といった名称で親しまれていました。

車種略号モデル名(通称)特徴
PZ26LS / PZ24LSPAS Lithium Sスタンダードな26/24インチモデル
PZ26CFPAS CITY-Fシティサイクル風のおしゃれなデザイン
PZ27CSPAS CITY-S27インチの通勤・通学向けモデル
PC26PAS Compact取り回しの良い小径・コンパクトモデル

ヤマハのバッテリー「X54-22(4.0Ah)」を、「セル交換(リフレッシュサービス)」に出して安価で10Ahへ容量アップさせる方法について解説します。

メーカーの生産終了が進む中、セル交換は「愛車に乗り続ける」ための賢い選択肢です。


3. セル交換(リフレッシュサービス)とは?

お手持ちのバッテリーケースを専門業者に送り、中身の二次電池(セル)だけを新品に入れ替えるサービスです。

  • メリット: 新品の純正品を買うより安く済むことが多く、廃番モデルでも復活できる。
  • 10Ahへのアップグレード: X54-22はもともと4.0Ahですが、最新の高密度セルに入れ替えることで、外観はそのままに**10Ah(約2.5倍の容量)**として再生させることが可能です。

4. セル交換を依頼する時の注意点(重要)

セル交換を検討する際、以下の3点は必ず確認してください。

  • 基板が生きていいるか: セル交換はあくまで「電池の交換」です。バッテリーの制御基板(マイコン)が故障している場合は修理できません。(長押しチェックで全く反応がない、異常点滅が止まらない等の場合は不可の可能性が高いです)但し、カスタム保護回路交換付きなどで制御基盤も交換しているものは基盤の生死を気にすることはありません。
  • 充電器はそのまま使えるか: 10Ahに容量アップしても、現在お使いの充電器をそのまま使用できます。ただし、容量が増える分、満充電までの時間は長くかかります。

5. 手続きの流れ(例)

  1. ネット予約: 各社のHPから、型番(X54-22)と希望容量(10Ah)を選んで注文。
  2. 梱包・発送: 自分のバッテリーを梱包し、指定の住所へ発送。
  3. 作業: 業者が内部セルを交換し、充放電テストを実施。
  4. 返却: 約3日〜10日ほどで、10Ahに生まれ変わったバッテリーが手元に届きます。

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