アシスト自転車

[CY-EB80K NKY385B02]Panasonic パナソニック SANYO サンヨー エネループ バイク SPL シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報

パナソニック・サンヨー製バッテリー CY-EB80K / NKY385B02 完全ガイド

このガイドでは、パナソニックおよび旧サンヨーの電動アシスト自転車用バッテリー「CY-EB80K」と、そのパナソニック品番である「NKY385B02」について、知っておきたい情報を分かりやすくまとめました。お使いの自転車を長く、快適にご利用いただくための参考にしてください。


1. このバッテリーについて:基本情報

お使いの「CY-EB80K」または「NKY385B02」は、主にサンヨー(SANYO)ブランドの電動アシスト自転車「エネループ バイク(eneloop bike)SPLシリーズ」などに搭載されていたリチウムイオンバッテリーです。

  • サンヨー品番: CY-EB80K
  • パナソニック品番: NKY385B02
  • 種類: リチウムイオンバッテリー
  • 電圧 / 容量: 25.2V / 7.6Ah
  • カラー: ブラック (K)
  • 特徴: 高出力でパワフルなアシストを実現する、当時の高性能バッテリーです。特に坂道での力強さに定評がありました。

豆知識:なぜ品番が2つあるの? サンヨー電機がパナソニックグループの一員となったことに伴い、サンヨーブランドの製品がパナソニックブランドに引き継がれました。そのため、元々のサンヨー品番「CY-EB80K」と、パナソニックが管理・販売するための品番「NKY385B02」が存在します。この2つは同一の製品です。


2. 後継バッテリーと互換性

現在、「CY-EB80K / NKY385B02」は生産を終了しています。しかし、ご安心ください。互換性のある後継バッテリーがパナソニックから販売されています。

  • 主な後継バッテリー: NKY581B02 (ブラック) / NKY580B02 (ホワイト)
  • 容量: 16Ah

後継バッテリーのメリット

  • 容量が大幅にアップ!: 元のバッテリー (7.6Ah) と比べて、後継品 (16Ah) は約2倍の容量を持っています。これにより、一度の充電で走行できる距離が格段に長くなります。
  • 最新技術で安心: 最新の技術で製造されており、安全性や耐久性が向上しています。

【重要】 バッテリーの互換性は自転車の車種や年式によって非常に重要です。後継バッテリーの購入を検討する際は、必ずお持ちの自転車本体の品番を確認し、パナソニックの公式サイトや販売店で対応しているかを再確認してください。


3. バッテリーの寿命と交換のサイン

バッテリーは消耗品です。以下のような症状が見られたら、寿命が近いサインかもしれません。

  • 満充電しても、すぐにアシストが切れてしまう。
  • 以前と比べて、走行できる距離が著しく短くなった。
  • ペダルを漕いでもアシストが弱々しく感じる。
  • バッテリー残量表示のランプが、1つだけ点滅を繰り返す(バッテリー異常のサイン)。

バッテリー診断 多くのパナソニック取扱店では、バッテリーの現在の実力容量をチェックする「バッテリー診断」サービスを行っています。交換すべきか迷った場合は、一度診断してもらうことをお勧めします。


4. バッテリーを長持ちさせるためのヒント

大切なバッテリーを少しでも長く使うために、以下の点を心がけましょう。

  • 満充電での保管を避ける: 長期間使用しない場合は、バッテリー残量を50%程度にしてから、涼しく湿気の少ない場所で保管してください。
  • 高温・低温環境に注意: 夏場の直射日光が当たる場所や、冬場の氷点下になる場所での保管・充電はバッテリーの劣化を早めます。
  • 充電はこまめに: 残量がゼロになるまで使い切るよりも、こまめに充電する方がバッテリーへの負担が少なくなります。
  • 充電器は必ず純正品を: 安全のため、必ずお使いのバッテリーに対応した純正の充電器を使用してください。

5. ご注意いただきたい点

  • リフレッシュ(再生)サービスについて: インターネット上には、バッテリー内部のセルを交換して性能を回復させる「リフレッシュサービス」が存在します。しかし、これらのサービスはメーカーの保証外となります。安全性や性能の面でリスクを伴う可能性があるため、利用は慎重に検討し、信頼できるパナソニックの純正後継品への交換を強くお勧めします。
  • 中古バッテリーの購入リスク: 中古品は、外観は綺麗でも内部が劣化している可能性があります。期待した性能が得られないだけでなく、安全上の問題が発生するリスクもあるため、購入は避けるのが賢明です。

お使いの電動アシスト自転車は、適切なメンテナンスを行うことで、まだまだ活躍できる大切なパートナーです。このガイドが、お客様のサイクルライフの一助となれば幸いです。

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