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[CP-0001]ARIBEX NOMAD アリビエックス ノマド Handheld X-ray System バッテリーセル交換 関連情報

ARIBEX(現在はKAVO / DEXISブランドの一部)のポータブルX線診断装置**「NOMAD(ノマド)」**は、歯科往診や災害医療の現場で革命を起こしたデバイスですね。

ご指定のバッテリー型番(CP-0001 / 14.4V 2.0Ah Ni-Cd)は、初期モデル(NOMAD Classicや初期のNOMAD Pro)で使用されていた仕様です。この時期のモデルを安全・快適に使い続けるためのガイドをまとめました。


1. バッテリーの特性とメンテナンス

ご使用のバッテリーはニッケルカドミウム(Ni-Cd)電池です。現代の主流であるリチウムイオン電池とは扱いが大きく異なります。

  • メモリー効果に注意: 使い切る前に充電を繰り返すと、容量が減ったように誤認される「メモリー効果」が起こります。定期的に「リフレッシュ(使い切り)」を行うことが寿命を延ばすコツです。
  • 保管方法: 長期間使用しない場合は、フル充電ではなく半分程度の状態で涼しい場所に保管してください。
  • 寿命のサイン: 1回のフル充電で撮影できる枚数が極端に減った場合、内部セルの寿命です。

2. 安全な撮影のためのポイント

NOMADの最大の特徴は「手持ち」であることですが、それゆえに**散乱線(Backscatter)**への理解が不可欠です。

  • リードガラス・シールド: 銃身の先端についている透明な円盤状のシールドは、術者を散乱線から守るためのものです。
    • 重要: シールドが被写体(患者)に対して並行、かつ術者に対して適切な角度(Safe Zone)に位置しているか常に確認してください。
  • 立ち位置(セーフゾーン): 装置を構えた際、術者がシールドの影に完全に入るようなポジショニングが推奨されます。

3. 日常の点検項目

医療機器としての精度を維持するために、以下のチェックを推奨します。

  1. 外装の亀裂: 落下などにより筐体にヒビが入ると、X線の漏洩リスクに繋がります。
  2. トリガーの動作: 二段構え(準備→照射)のスイッチがスムーズに反応するか確認してください。
  3. 液晶表示: 電圧(kV)や露出時間(sec)の数値が欠けずに表示されているか。

4. バッテリーの入手・交換について(アドバイス)

現在、メーカー純正のNi-Cdバッテリー(CP-0001)は生産終了、またはリチウムイオンへの移行が進んでいる場合があります。

  • 互換品の使用: 互換バッテリーも流通していますが、医療機器という性質上、電圧の不安定さは画像の乱れや故障の原因になります。可能な限り正規ルートでのセル交換サービスや、推奨される代替品をご検討ください。
  • 廃棄: ニカド電池は有害物質(カドミウム)を含むため、一般ゴミには出せません。必ず産業廃棄物またはリサイクルルートで処理してください。

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