パソコン

[CE-BL57]シャープ SHARP WILLCOM D4 バッテリーセル交換 関連情報

シャープのモバイルインターネットデバイス(MID)である WILLCOM D4 (WS016SH) と、その心臓部を支えるバッテリーパック CE-BL57 についての情報をガイド形式でまとめました。

2008年の発売から時間が経過しているモデルですので、現在の視点でのメンテナンスや互換性についても触れています。


1. WILLCOM D4 (WS016SH) の概要

WILLCOM D4は、Windows Vistaを搭載した当時の「超小型PC(UMPC)」の先駆け的存在です。5インチのタッチパネル液晶にスライド式キーボードを備え、PHS通信機能を内蔵した非常に野心的なデバイスでした。

  • OS: Windows Vista Home Premium
  • CPU: Intel Atom Z520 (1.33GHz)
  • メモリ: 1GB (オンボード)
  • ストレージ: 40GB HDD
  • 特徴: ワンセグ搭載、Bluetooth対応、スタイラスペン付属

2. バッテリーパック「CE-BL57」の仕様

標準バッテリーである CE-BL57 は、本体の薄型化を優先した設計のため、容量が控えめなのが特徴です。

項目スペック
型番CE-BL57
タイプリチウムイオン電池
電圧3.7V
容量960mAh / 3.6Wh
駆動時間約1.5時間(公称値)

【注意】 WILLCOM D4は消費電力が非常に大きく、標準バッテリー(CE-BL57)では実使用で1時間を切ることも珍しくありませんでした。


3. 関連アクセサリと拡張バッテリー

標準バッテリーの短さを補うために、当時いくつかのオプションが用意されていました。

  • 大容量バッテリー (CE-BL58): 標準の約3倍(2880mAh)の容量を持つバッテリーです。装着すると本体背面に厚みが出ますが、約4.5時間の駆動が可能になります。
  • クレードル (CE-AS1): D4をデスクトップPCのように使うための必須アイテムです。USBポート、有線LAN、VGA出力を備えていました。

4. 現在のメンテナンス・入手について

現在、CE-BL57を新品で購入することは非常に困難です。維持・管理には以下の点に注意してください。

バッテリーの劣化と膨張

リチウムイオン電池の特性上、長期間放置すると「過放電」で充電できなくなったり、ガスが溜まって膨らんだりすることがあります。膨らんだバッテリーは本体の筐体を圧迫し、液晶や基板を破損させる恐れがあるため、早めの取り外しを推奨します。

代用品の探し方

  1. セル交換(リセル): 専門の業者に依頼して、中身の電池セルだけを新品に交換する方法です。純正の制御基板を再利用するため安全性が高いですが、費用がかかります。
  2. 中古・デッドストック: オークションサイトなどで探すことになりますが、未使用品であっても経年劣化が進んでいる可能性が高いです。

5. D4を使い続けるためのTips

  • OSの軽量化: Vistaは非常に重いため、軽量なLinuxディストリビューションに入れ替えて運用するユーザーも多いです。
  • ストレージの換装: 1.8インチのHDDをZIFコネクタ接続のSSDに換装することで、速度向上と低消費電力化(バッテリー持ちの改善)が期待できます。

この機種のバッテリーリフレッシュサービスのお申し込みはこちら