[3-300FS]Nikon ニコン EEコントロールユニット DS-2 他用 バッテリーセル交換(保護回路内蔵Li-ion化)関連情報
ようこそ、奥深きニコンの世界へ!EEコントロールユニット DS-2 使いこなしガイド 📸
「なんだかゴツくて、どう使えばいいかわからない…」 そんな風に思われがちなアクセサリー、Nikon EEコントロールユニット DS-2。しかし、これは伝説の名機 Nikon F2 を「自動露出カメラ」へと変身させる、まさに魔法のようなアイテムなのです。
このガイドを片手に、少しマニアックでロマンあふれるF2の世界を冒険してみましょう!
DS-2って、なに? 🤔
一言でいうと、DS-2は Nikon F2専用の自動露出(AE)アダプターです。 当時のマニュアル操作が基本だったF2に装着することで、**「絞り優先AE」**での撮影を可能にします。あなたがレンズの絞りを決めれば、カメラが自動で最適なシャッタースピードを選んでくれる、というわけです。
ただし、DS-2は単体では動きません。モータードライブからの電源供給を必要とする、まさに「システムカメラF2」を象徴するアクセサリーなのです。
冒険の準備:DS-2を使うために必要なものリスト 🎒
DS-2を機能させるためには、以下の仲間たちが必要です。すべて揃っているか、まずは確認してみましょう。
- カメラボディ: Nikon F2
- アイレベルファインダー(DE-1)を装着したF2が基本です。フォトミックファインダー付きのモデルとは併用できません。
- モータードライブ: MD-1 または MD-2
- バッテリーパック: MB-1
- モータードライブに電源を供給します。
- レンズ: Ai方式以前のニッコールオートレンズ(非Aiレンズ)
- レンズの絞りリングにカニの爪のような「露出計連動爪」がついている古いタイプのレンズです。
- レンズ用カプラー: EEコントロールユニットカプラー DL-1
- レンズの絞りリングに取り付け、DS-2と物理的に連動させるための重要なパーツです。
いざ実践!DS-2のセットアップと使い方 ✨
準備が整ったら、いよいよF2をパワーアップさせていきましょう。
- モータードライブの装着 まずはF2のボディにモータードライブMD-2とバッテリーパックMB-1をしっかりと取り付けます。
- DS-2の装着 F2ボディ上部、フィルム巻き戻しクランクがある部分にDS-2を装着します。カチッとはまる感覚があるはずです。
- レンズとカプラーの装着 レンズの絞りリングに、カプラーDL-1を取り付けます。そして、そのDL-1のフォーク部分がDS-2のアームと噛み合うようにレンズをボディに装着します。
- カメラの設定
- F2本体のシャッタースピードダイヤルを「B(バルブ)」にセットします。シャッタースピードの制御はすべてDS-2に任せます。
- DS-2本体の電源をONにします。
- DS-2側にあるダイヤルで、使用したいシャッタースピードの範囲(高速側 1/1000〜1/8秒、または低速側 1/8〜10秒)を選択します。
- 撮影へ! さあ、準備は万端です!あとはファインダーを覗き、ピントを合わせ、好きな絞り値を選んでシャッターボタンを押すだけ。DS-2があなたのために最適な光を捉えてくれます。
知っておきたいヒントと注意点 💡
- 対応レンズは「非Ai」: Ai、Ai-Sタイプのレンズでは絞りリングの構造が違うため、正常に連動しません。ご注意ください。
- ファインダーはアイレベル: 露出計を内蔵したフォトミックファインダー(DP-1, DP-2など)とは併用できません。シンプルなアイレベルファインダー(DE-1)で使用するのが基本です。
- 巨大なシステム: 全てのパーツを組み上げると、かなり大きく、重くなります。その存在感もまた、このシステムの魅力の一つです。
DS-2は、F2というカメラがいかに拡張性を重視して設計されていたかを示す、歴史的なアクセサリーです。この重厚なシステムを使いこなす喜びは、きっと特別な撮影体験をもたらしてくれるでしょう。
さあ、あなただけのF2システムで、素敵な写真の旅に出かけてください!
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