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[MODEL 2HR-4UC-MC-2]Panasonic パナソニック サンヨー FDK SANYO Twicell 2.4Vタイプ バッテリーセル交換 関連情報

【ご利用ガイド】パナソニック/サンヨー/FDK関連 2.4V充電池パック [MODEL 2HR-4UC-MC-2]

このガイドでは、[MODEL 2HR-4UC-MC-2] という型番で知られる2.4V充電池パックについて、その仕様、関連メーカー、主な用途や入手方法を分かりやすく解説します。


■ この充電池パックについて

この製品は、特定の業務用機器などで使用される、コネクタ付きのニッケル水素(Ni-MH)充電池パックです。元々はSANYO(三洋電機)の「Twicell」ブランドで提供されていましたが、企業の変遷に伴い、現在ではパナソニックやFDKが関連メーカーとして挙げられます。

一般的なコードレス電話用充電池とは異なり、主に専門的な機器の電源として設計されています。

■ 製品の仕様

項目内容
モデル名2HR-4UC-MC-2
種類ニッケル水素電池 (Ni-MH)
公称電圧2.4V
公称容量約 600mAh ~ 800mAh ※
ブランドSANYO (Twicell), Panasonic
主な製造元FDK株式会社

※搭載されているセルや交換サービスによって容量は変動します。

■ 主な用途

この充電池パックは、主に以下の様な専門機器で使用されています。家庭用のコードレス電話機での採用は一般的ではありません。

  • 医療機器:
    • コニカミノルタ製 黄疸計 (例: JM-103)
    • その他、Air Shields-Vickers社製の医療機器など
  • 計測機器:
    • 松風シェードアイ NCC (デジタル歯冠色調分析器)

■ パナソニック、サンヨー、FDKの関係は?

製品に複数の社名が関連しているのは、電池事業の歴史的経緯によるものです。

  1. SANYO (三洋電機): 高性能なニッケル水素電池「Twicell」を開発・製造していたオリジナルのメーカーです。
  2. Panasonic (パナソニック): 2000年代後半から2010年代にかけて三洋電機を買収し、その電池事業の多くを継承しました。これにより、三洋ブランドの電池のサポートや後継品の販売をパナソニックが行うようになりました。
  3. FDK (富士電気化学): 元々、三洋のニッケル水素電池事業の一部がFDKに譲渡された経緯があり、FDKは現在でもパナソニックブランドを含む多くのニッケル水素電池の主要な製造元(OEM)として知られています。

つまり、**「元々SANYOが開発し、現在はPanasonicがブランドを継承、そして製造はFDKが担っている」**という関係性になります。これは、高い技術力と品質が複数の企業によって引き継がれていることを意味します。

■ 入手方法と交換について

この特殊な充電池パックの入手や交換は、主に以下の方法となります。

  • バッテリーリフレッシュ(セル交換)サービス: 最も一般的な方法です。専門の業者に現在ご使用中のバッテリーパックを送り、内部の劣化した電池セルのみを新しいものに交換してもらうサービスです。ケースや基板は再利用するため、機器との互換性の心配がありません。「2HR-4UC-MC-2 交換」などのキーワードで検索すると、対応業者が見つかります。
  • 互換バッテリーの購入: オンラインストアなどで互換品が販売されている場合があります。ただし、コネクタの形状や極性(+と-の位置)が純正品と完全に一致しているか、購入前に必ず確認してください。異なるものを接続すると、機器の故障の原因となります。
  • 機器のメーカーや販売代理店への問い合わせ: お使いの医療機器や計測機器のメーカー、またはその販売代理店が、純正の交換用バッテリーを取り扱っている場合があります。

■ 取り扱い上のご注意

  • 交換作業: 機器の取扱説明書に従い、必ず電源を切った状態で行ってください。
  • 初回充電: 交換後の初回使用時は、機器の仕様に従って十分に充電(例:8時間以上など)してからお使いください。
  • 廃棄: ニッケル水素電池は貴重な資源です。廃棄する際は、お近くの家電量販店やスーパーなどに設置されている「充電式電池リサイクルBOX」に入れてください。

このガイドが、お使いの機器のバッテリー交換やメンテナンスの一助となれば幸いです。

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