[X-02.99.380]HEINE ハイネ 検眼機器等 3.5V Ni-Cd バッテリーセル交換 関連情報
HEINE 3.5V Ni-Cdバッテリー (X-02.99.380) ご利用ガイド
このガイドでは、HEINE(ハイネ)の検眼機器等で長年使用されてきた「3.5V Ni-Cd(ニッカド)充電式バッテリー(製品番号: X-02.99.380)」について、その特徴と現在の状況、そして後継製品についてご案内します。
1. 【重要】製造終了と後継製品について
長らくご愛用いただきましたニッカド(Ni-Cd)タイプの充電式バッテリー(X-02.99.380)は、現在、製造・販売を終了しております。
これは、より高性能で環境に配慮した新しい技術への移行に伴うものです。現在、HEINEでは後継として、より優れた性能を持つリチウムイオン(Li-ion)充電式バッテリーを提供しています。
主な後継製品:
- HEINE mPack LL用リチウムイオンバッテリー (X-07.99.681)
- BETA/ALPHA ハンドル用リチウムイオン充電式バッテリー (X-07.99.383) など
お使いのハンドルや充電器の種類によって適合するバッテリーが異なりますので、交換の際は必ずご確認ください。
2. ニッカドバッテリー (X-02.99.380) の特徴
ニッカドバッテリーには、以下のような特徴があります。現在もご使用中の方は、適切な取り扱いのためにご参照ください。
- メモリー効果: バッテリーを完全に使い切らずに充電を繰り返すと、電池がその少ない容量を記憶してしまい、本来の性能を発揮できなくなる「メモリー効果」が発生することがあります。性能を維持するためには、定期的にバッテリーを完全に放電させてから満充電することが推奨されます。
- 寿命: 充放電を繰り返すことで徐々に劣化します。光量が落ちてきたり、充電しても使用時間が著しく短くなった場合は、バッテリーの寿命と考えられます。
- 環境への配慮: ニッカドバッテリーにはカドミウムが含まれているため、廃棄する際は環境保護のために適切なリサイクル処理が必要です。お住まいの自治体のルールに従って、リサイクル協力店などにお出しください。
3. 後継リチウムイオンバッテリーへの移行メリット
リチウムイオンバッテリーへ移行することで、多くのメリットが得られます。
- メモリー効果なし: 継ぎ足し充電が可能で、バッテリー管理が容易になります。
- 長寿命: ニッカドバッテリーに比べて、より長い寿命を誇ります。
- 大容量・軽量: より多くの電力を蓄えられ、機器の軽量化にも貢献します。
- 安定した光量: バッテリー残量が少なくなっても、光量の低下が緩やかです。